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人生はモノでできていない。 映画「365日のシンプルライフ」(2013)

若生悠矢@spectiveprophetです。

「365日のシンプルライフ」という映画がある。

ミニマリストの人には有名な映画だろうか。僕は2014年にiTunesで公開されたときに観た。それはちょうど前の家の物を処分しまくっているときだった。

www.365simple.net

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フィンランドの若者の話で、彼女に振られたショックからカードで買い物をしまくり物に溢れかえった生活を一変させ、全ての物を倉庫に預けて1日1個ずつ必要な物を出せるというルールで生活をしていく、監督・脚本・主演であるペトリくん自身のドキュメンタリー的な映画である。

フィンランドは雪国だからか、裸の状態からまずコートを取り出し、何もないだだっ広い部屋でコートにくるまって寝ていた。下着類はなかなか取り出さない。寒いのに裸足で靴を履いていたり、痛くて気持ち悪くないのかなと思って見ていた。

1日1個のルールも数日経つと取りに行かない日が出てきて後からまとめて取り出したり、100日くらいでほとんど必要な物は揃ってしまっている。

ペトリのおばあちゃんの状態が並行して描かれるのだけれど、最後のほうで入院することから家を売却することになり、長年過ごした物から離れなければならなくなるところが切ない。

しかしおばあちゃんはこう言う。

「人生はモノでできていない」「モノは人生の小道具」

だと。良い言葉だと思う。

そしてペトリにはとんとん拍子に彼女ができて幸せそうな2人が描かれ映画は終わる。最初まったく彼女の顔を映さないのに、最後になって顔を披露するところも憎い。

今日はこの映画を急に思い出して書いたので、観てからもう一度書きたいと思った。

(終わり)