口下手の人は聞き上手になろう。僕はこうして聞き上手になった。
若生悠矢@spectiveprophetです。
僕はよく、男女関わらず聞き上手だと言われる。声も口調も癒し系らしく、「落ち着いてしまうんですよね」と言われたりする。
しかし僕自身は口下手である。たとえ女性のことを癒すことができても口説いたりはできないのだ。言いたいことの10%も言えていない気がするし、ああ言っておけばよかったなどと、あとから後悔することが多い。
そんな口下手でも話していることは分かりやすいと言われる。だから相手にとって自分が口下手なことなんて、あまり関係ないようでもある。
こんな風に僕が口下手だけど聞き上手になった理由を考えてみた。
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メールで話しを聞き返信することで聞くことに慣れる
今はメル友探しというと出会い系のイメージがあるかもしれないが、15年くらい前、知っている人はいるだろうか、プロバイダのSo-netでPostPet Parkというサービスがあった。
僕はそのPostPet Parkの住人で、そこには牧歌的な雰囲気のメル友募集掲示板があった。そこで何人かのメル友と出会い、毎日のように超長文のメールを出しあっていた。
それはもう毎日ブログを書いているようなもので、今もブログを毎日淡々と続けられているのは、その頃のメル友のおかげかもしれない。
メールというのは基本的に全部読み、相手の書いたメールを引用して適当に区切ってレス(返信)を書いていく。僕は律儀に、全ての内容にレスを書いていくような人だった。
僕のレスの意味が通じなかったり勘違いをしていたら、相手もちゃんと訂正してくれて話しが少しずつ増えていく。やりとりがものすごく丁寧だった。だから僕は、相手の言葉を読み解く力が高まっていった。
今でもメールを書くときは、簡単に書くより、多少長くても丁寧に書くことを心がけている。
それでもスマホのメールやLINEだと、まず相手のメールを引用したりしないし、会話の一部をはしょっても違和感がない。つまり、ちゃんと聞かなくても話しが進む。それにやりとりのスピードが早いから、その分、相手のことを考えている時間も短い。
最後まで聞くことと、間違っても相手の言っていることを確認すること
話しを聞くコツは、この2つしかない。最後まで聞くことと、相手の言いたいことをポイントを絞って確認することだ。
確認が間違っていてもいい。ちゃんと相手を理解しようとしていれば、怒らずに訂正してくれる。逆に間違っているときほど、新しい話しが出てきて盛り上がったりもする。
自分のことは、聞かれなければ話さない
僕は自分のことを話すのが苦手だ。苦手だからこそ、このブログは自分のことを話すために場所であるし、話す機会が出てきたときに思い出して話せるようになる準備をしているようなものだ。
それに自分のことは聞かれるまで話す必要がないと思っている。もちろん直接的に聞かれなくても、自分の経験を話した方が相手のことを理解するのに役立つと思えば、それが自分のことを話すきっかけになる。
自分のことなど、その程度でいいのだ。
ネットで話しができる相手を選別する目を持つ
僕は、自分に話しをしてくれるのを分かっていたり、自分に関係ありそうな話題がありそうだと思えなければ、自分から話そうと思わない。そういう可能性がない人と話すのは怖い。だから初対面で話すときはいつも怖い。怖いけど、上手く話せない人とは、その1回限りだと思えばいい。
ネットでも仕事や学校でも、自分が話せる人を選別する目を養う機会を作ることが大事だ。SNSでもブログでも出会い系でも婚活サイトでも、無理に出会いとかを期待せず、人と話すことだけを目的に始めてもいいだろう。
ネットでなら比較的簡単に、どういうタイプの人なら自分と話しができるのかを選別する目を養うことができる。このブログを読んでいるような人ならば、相手のことを知り、自分のことを知り、成長していける環境は目の前にあるのだ。