年末年始に観るべき海外ドラマは「ブレイキング・バッド」!
若生悠矢@spectiveprophetです。
僕がおすすめする海外ドラマといえば、「ブレイキング・バッド」である。
5シーズン、62話もの長丁場となるため、年末年始に時間のある方におすすめできるドラマだ。
ブレイキング・バッド全巻セット(初回生産限定) [Blu-ray]
スポンサーリンク
物語は、癌のため余命僅かの化学教師ウォルターが家族にお金を残すために、元教え子のジェシーと共に麻薬製造に手を染め大金を手にすることから始まる。
登場人物は多いのだが、人生の葛藤から滲み出る人間的魅力に惹かれ、全ての表情と会話が見逃せなくなる。
ウォルターは最初こそ冴えないオッサンなので、出だしはこのドラマ大丈夫かと思うかもしれないが、話しが進むに従って、ものすごい深みを帯びてくる。
当然わざとそういう演技をしていると見るのが普通かも知れないが、俳優が役を自分のものにしていく過程とも取れる。それは他の登場人物も同じで、最初の印象から少しずつ深みが増して演技が上手くなっているようにも見えるからだ。
人間関係の描き方が素晴らしいと思うなかで紹介したいのが、足の不自由なウォルターの息子の描き方である。大学生であり自立に向けて子供扱いされたくない年頃の青年。足が不自由であるが故に日常生活でのちょっとした苦労は描かれるが、それは彼ら家族や周囲の人間にとっての日常で、それが悪いとも良いとも大変とも描かれていない。人はそれぞれが持つ制約のなかで精一杯生きているのだと実感する。
もう1つ、ウォルターの妻スカイラーも素晴らしい。なぜウォルターが家族にお金を残したかったかというと、スカイラーとの間に新しい子供ができたからなのだ。
自分の死と新しい命の狭間で、それまで普通の教師だったウォルターは変わっていく。
スカイラーが麻薬製造に手を染めていく夫をみる洞察力は、長年連れ添い共に息子を育てた妻そのものであるし、夫を見る目や自身の変化もまた、ウォルターの妻としての変化だ。
ウォルターの家族だけでなく、すべての人間関係が丁寧に描かれている。もちろん作品はフィクションであるが、僕はドキュメンタリーを見届けているような錯覚を覚えた。
みなさんも是非、この年末年始に彼らの人生を覗いてみませんか?
特別お題「年末年始に観るべき海外ドラマ」キャンペーン by Netflix
【PR】海外ドラマ、見たくなったら ⇒ Netflixは1ヶ月無料体験