東のエデン劇場版II Paradise Lost

※ネタバレも含みますので、いつか見る予定の方は、ぜひ閉じてください。
また、見ていない人が分かるような前提知識は書いていません。

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ついに完結してしまいました。
でも最後に作品を通じて訴えたいことがよく分かったし、すごく前向きになれた。

これは今の歪んだ日本をどうにかするには、ということに挑む滝沢朗の戦いの物語。
そして、滝沢朗に出会った森美咲の奇蹟の11日間。

物部は潜在的に眠る必要のない人口を減らし、少数精鋭から日本を再生しようとした。
成功すれば、手っ取り早く、うまくいく少数が生き残るだろう。

滝沢朗は、潜在的にいる必要にない多数の人口に行動を起こさせようとした。
成功すれば、地道な活動が発生するけれど、全体から見れば、あまり変わらないだろう。

誰もが意味のある生き方をしたいと潜在的に思っている。
その心を刺激して、活性化させようとした滝沢をMR.OUTSIDEが認め、また皆に意味を持たそうとした滝沢に心を打たれたMR.OUTSIDEは、全員をゲームの勝者とした。
（滝沢以外はゲームの勝者であることを分からないので、本当の意味での勝者は滝沢だけかもしれないが）

そして一番心に残った言葉は阿東の言葉で、
今、日本を悪くしたと非難される大人達も、そのときは日本を少しでも良くしようと頑張っていた
ということだ。
後から出てきた人間達が都合良く、過去を悪いものと仕立て上げている。
今の若者の多くは、過去を失敗だと非難し、自らは何も行動をしない。

ただ生活費をもらうために無意味に行動し、ただ生きているだけの自分も、その1人だと思う。
少しは、自分以外を捉える大きな視野で、良いと思えることを考えてみようと思った。

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